賞総なめの注目作『BEASTARS』アニメ1話を原作比較~連載情報など

週刊少年チャンピオンで好評連載中の人気漫画『BEASTARS』(ビースターズ)が2019年10月よりフジテレビ系でアニメ放送します。

擬人化された動物たちのヒューマンドラマ!?数々の賞を総なめにしている超注目作の1話の放送を終え、アニメと漫画でどのように変わっているのか比較紹介します!

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 漫画情報

漫画  :板垣巴留
連載雑誌:週刊少年チャンピオン
コミック:既刊15巻(2019年10月現在)

 『このマンガがすごい!2018』や数々の賞を総なめの注目作!

『BEASTARS』(ビースターズ)は、2016年から週刊少年チャンピオンで稲垣先生が連載している作品で、もともと『ビーストコンプレックス』というタイトルで短期集中連載していた作品が元になります。

『ビーストコンプレックス』 も作品背景は同じで、擬人化した動物たちの物語がオムニバス形式になっており、同タイトルで単行本も出ております。

この作品が人気を博し、舞台を高校にして連載が決定。今の『BEASTARS』の形になりました。

連載開始から様々な方面で話題になっており、『このマンガがすごい!2018』オトコ編で第2位を獲得。1位は週刊少年ジャンプの『約束のネバーランド』で、書店などでもこちらが多く取り上げられたため、中々2位でも一般に日の目を浴びることは少なかったですが・・・

それでも漫画好きの間ではその後も人気を博し、2018年には

 ・第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞
 ・第11回マンガ大賞大賞
 ・第22回手塚治虫文化賞新生賞
 ・第42回講談社漫画賞少年部門

と、これでもかという数の賞を受賞し、単行本は現在時点で150万部を突破しています。そして連載3年越しについに待望のアニメ化!ますます注目度UP間違いなしの作品です。

BEAST COMPLEX (少年チャンピオン・コミックス)

 父親は『グラップラー刃牙』の作者!?

作者の板垣巴留先生は、デビュー作が上でも紹介した『ビーストコンプレックス』の読み切りで、4号連続の短期連載でした。その連載を経て同じ年に『BEASTARS』の連載が始まります。

実は板垣先生には連載当初隠されていた秘密があり、それは”実の父親が同じ漫画家の板垣 恵介である”ということです。

チャンピオンでは人気作品『グラップラー刃牙』『範馬刃牙』でおなじみの板垣先生と親子関係であること、今では『BEASTARS』の作品そのものが評価されたことで公言されていますが、連載初期は”親の七光り”や”作品への影響”を恐れ編集担当者との間で秘密にされていたそうです。

公表されたのは今年の9月にチャンピオン紙面上で親子対談という形でした。ホントびっくりです。でも、そのお陰で作品そのものを正当に評価され人気になったのですから素晴らしいの言葉に尽きますね。

範馬刃牙(37) (少年チャンピオン・コミックス)

 アニメ情報

監督  :松見 真一
音楽  :神前 暁
製作会社:オレンジ
放送局 :フジテレビ他
放送機関:2019年10月~

 期待のCGアニメ!BGMは”物語シリーズ”の神前 暁さんが担当!

アニメ制作を手掛ける有限会社オレンジは、2004年に設立されたCGアニメーションの制作会社になります。

過去には『創聖のアクエリオン』のCG製作や、『宝石の国』の元請けアニメ制作、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにもCG製作として携わっています。

CGアニメで描かれる『BEASTARS』。原作漫画はスケッチのような絵柄が特徴的ですが、この独特な世界観をCGを使って細やかに表現されます。登場キャラクターが多いのでそれぞれの細かい動きなどに注目したら面白いかもしれません。

そして、その世界観を作り出すのに重要なポイントとなる音楽を手掛けるのが、アニメ界では有名な神前 暁さんです。神前さんは『涼宮ハルヒの憂鬱』『もってけ!セーラーふく』や『God knows…』の作曲、また『物語シリーズ』の音楽・楽曲全般をされています。

個人的に大好きな神前さんがBGM担当ということで非常に期待しています。キャッチーな音楽も魅力的ですが、物語シリーズのような怪奇的なシーンやシリアスな場面の音楽が作品の世界観と合いそうな気がします。音楽にも注目して見ていきたいアニメです。

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 放送局は?ネット配信の情報は?

放送はフジテレビ系列にて10月9日より放送しています。
またネット配信はNETFLIXにて10月8日より独占配信となります。

詳しい曜日・時間情報は下記を確認ください。

 原作漫画とアニメを比較紹介

 物語と世界観

この世界は、擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存しています。動物たちの性格や能力もその動物の特徴から反映された部分も多いですが、大きさは小型の動物を除くと大体が人間大に合わせた体型です。

引用元:アニメ『BEASTARS』第1話より

物語はその世界の中で全寮制の学校「チェリートン学園」へ通うそれぞれの動物たちを描く”群像劇”となっています。

人間の本性・コンプレックスの部分を動物の特徴に置き換えて表現されており、そうかと思えば動物特有の種族間・草食肉食の相容れない関係なども盛り込まれており、この独特の世界が違和感なく受け入れられるのが作品の持つ不思議な素晴らしさだと思います。

 ストーリー紹介とシーン比較
 1話「満月は照らす獣を選んでる」

「チェリートン学園」内で肉食獣による「食殺事件」が起こる。殺されたのは演劇部の草食動物、アルパカのテム。肉食獣による犯行で真犯人が不明確なことから、動物たちの間で確執が生まれる。

引用元:漫画『BEASTARS』第1巻より
引用元:アニメ『BEASTARS』第1話より

主人公のオオカミ・レゴシは、消極的な性格からヒツジのエルスに犯人だと疑われる。エルスが一人の時にレゴシが近づいたことで襲われると疑われてしまうが、テムと交友関係にあったレゴシは、テムが残したエルスに対するラブレターを手渡すのだった。

そんな不器用なレゴシは、同じ演劇部のリーダー・アカシカのルイに頼まれ、稽古の為に夜中に講堂に忍び込むための見張りを頼まれる。

引用元:漫画『BEASTARS』第1巻より
引用元:アニメ『BEASTARS』第1話より

その夜、嫌々見張りをしていると、どこからか草食動物の匂いを嗅ぎ取るレゴシ。すると、オオカミの本能が身体の奥から湧き溢れ、そして彼は次の瞬間その草食動物・ウサギのハルに襲い掛かるのだった。

引用元:漫画『BEASTARS』第1巻より
引用元:アニメ『BEASTARS』第1話より

 アニメ1話は原作漫画のどの話?

アニメ1話は、原作漫画1巻の1~4話の内容となります。

1話のストーリー展開は漫画と様々な箇所で順番が入れ替わっていたり、オリジナル場面も多く出てきます。特に漫画版ではレゴシがハルを襲う瞬間までハルの話は出てきません。それがハルでありそんなキャラクターであるかが次の4話で初めて出てきます。

アニメ版ではこの部分を、先に”ハル”という存在を明らかにしたう上で物語が展開するため、2匹のキャラクターそれぞれが中心となった物語に置き換わっています。

 原作とアニメでの変更点

先ほどのハルの話の展開を除けば、大幅なストーリー改変はありません。1話なので盛り上がりの脚本としてのアレンジ程度です。

あとは細かいシーンが追加・変更されています。

◎プロローグでレゴシとハルのシーンから始まる
◎テムが食殺されるシーンで「肉食と草食が生きていく社会の為に」という
 プレゼン画面が映る
◎ルイが犠牲者・テムの遺影に花を添えるシーンが追加
◎ハルに対するいじめの内容が変更
  ・部屋からノートやマットレスを放り捨てられる
  ・段から突き落とされバケツの水を掛けられる
   ⇒漫画版では正面から水入りバケツを掛けられる
                           など

引用元:アニメ『BEASTARS』第1話より

特に1話なので変更点も多いですが、今後原作に対してどのように作品が作られていくか注目です!

ちょこりんマスコット BEASTARS(BOX)

ビースターズ 禁忌の肉食獣と頂点に立つ者 (G-MOOK)